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Jermaine Jackson Blue Note Tokyo JAM OFF STAGE interview

Read Jermaine Jackson's exclusive OFF STAGE interview for the Blue Note Tokyo as published on their website and in their JAM print magazine Vol.213 JAN - FEB (in Japanese). 

リードもサポートもいけるのがシンガーの強み。

 ジャクソン・ファミリーの三男、ジャーメイン・ジャクソンはジャクソン5やマイケル・ジャクソンのナンバーも披露。きらびやかなエンターテインメントを楽しませてくれた。

 11月に4公演行われたジャーメイン・ジャクソンのショウは、ジャクソン5、マイケル・ジャクソンのナンバーも歌われ、ジャクソン・ファミリーのメモリアル・イベントともいえる内容だった。

「今回はアップテンポの曲でスタートしたかったので、1曲目は僕の「ダイナマイト」。そして、ジャクソン5、ジャクソンズ、マイケルの曲を歌っていった。もっとたくさんの曲を披露したかったけれどね」

 ジャーメインにとって、兄弟で結成したジャクソン5とはどんな存在だったのだろう。

「僕のキャリアのスタートで、僕たち兄弟そのものだった。今回歌った「帰ってほしいの」「ABC」「アイル・ビー・ゼア」......すべてがナンバーワンヒットになり、エヴァーグリーンとして聴かれ続けている。それぞれの曲が命を持っていると感じているよ」

 1960年代から70年代の音楽シーンで、ジャクソン5は、なぜ特別なグループになりえたのだろう。

「まず父と母のおかげだ。小さいころは、ほかの子どもと同じようにクリケットやベースボールをして遊んでいたけれど、僕たちの音楽の才能を両親が見抜いて、歌わせた。あとは神様の力さ。いつも僕たちのうしろで支えてくれて、多くの出会いを与えてくれた。テンプテーションズ、ダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイ、ジェームス・ブラウンといった最高峰のアーティストを間近に見たことで、僕たち兄弟はどんどん成長していくことができた。僕が特に影響を受けたのは、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、スリー・ドッグ・ナイト、そしてカーペンターズだ。バンドやグループとして活動して、歌っているアーティストに憧れていたんだ」

 今回のショウではマイケルの「スタート・サムシング」や「今夜もビート・イット」も歌った。

「マイケルは才能があったことはもちろん、圧倒的な努力を重ねていた。幼いころから常に誇りをもって歌い、誇りを持って踊っていた。眠る時間も惜しんでね。そういう姿勢が彼を特別にした。常にレッスンをしていたから、ステージではいつも余裕をもってパフォーマンスをしていたよね」

 そんな才能あふれるファミリーの中にいて、ジャーメイン自身は、ヴォーカリストとしてどんな個性があり、強みをもっていたのだろう。

「まず、僕自身はスローナンバーを歌うのが好きだった。両親が好んで歌わせたからね。バラードには高いスキルが必要だと思っていたよ。でも、やがて、アップテンポな曲にも深みがあることを知った。そして、キャリアを重ねてはっきりとわかった僕の強みは、リードヴォーカルとしてだけではなく、サポートするシンガーとしても歌えること。ジャクソン5でも、後のホイットニー・ヒューストンのアルバムでも僕の個性が生かされたと思う」

 ホイットニーのデビューアルバム『そよ風の贈り物』では3曲をプロデュース。デュエットもした。

「あのアルバムは約1700万枚売れた。サポートシンガーとしての自分に確信を持つことができたよ」

photography = Hiroyuki Matsukage
interview & text = Kazunori Kodate
interpretation = Kazumi Someya